獅子風蓮のつぶやきブログ

創価を卒業し、組織にしばられず、いろいろ考えたりしたことや、読書感想などを書いています。

佐藤・山口「いま、公明党が考えていること」を読む その3

公明党が政権を離脱して、高市内閣が発足しました。
日本維新の会と連立を組んだ自民党は、保守色を強めています。
公明党が与党でいることで政権内のブレーキ役を果たしていると言われてきましたが、図らずもそれを証明した形になっています。

少し古い本ですが、佐藤優氏と元公明党代表山口那津男氏の対談本を読み返すことで、与党内で公明党が果たした役割について振り返ってみたいと思います。
もとより、公明党に都合のいいことしか書いてありませんが、そこは「内在的論理を読み解くため」です。
かいつまんで紹介します。

佐藤優山口那津男「いま、公明党が考えていること」
(潮新書、2016.04)

 

「いま、公明党が考えていること」

□まえがき    佐藤 優
■第1章 公明党とはいかなる存在か
 □佐藤優夫人と山口那津男代表の知られざる縁
 ■公明党を創立した池田大作SGI会長
 □公明党永遠の立党精神「大衆とともに」
 □「国民とともに」生きるのか「大衆とともに」生きるのか
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□第2章 公明党の「平和主義」の本質とは何か
□第3章 軽減税率と中小企業対策
□第4章 福祉の党「公明党」が描く日本の未来
□第5章 地方創生と震災復興
□あとがき   山口那津男

 


第1章 公明党とはいかなる存在か

公明党を創立した池田大作SGI会長

佐藤 2009年9月、山口さんは公明党代表に就任しました。山口代表の体制になってから、公明党外部、支持母体である創価学会に対する外部からの信任が非常に厚くなったように思います。公明党員でもなく創価学会員でもない、プロテスタントである外部の私から見ると、そのことがよくわかるのです。

山口 ありがとうございます。12年12月、自民党公明党衆議院総選挙に勝利して政権を奪還しました。第二次安倍晋三政権の成立後、公明党は連立与党の一員として努力を重ねています。

佐藤 14年11月、公明党創立50周年を記念する党史『大衆とともに――公明党50年の歩み』(公明党史編纂委員会)が発刊されました。この本は極めて重要です。1969年、政治評論家の藤原弘達氏が衆議院選挙直前に『創価学会を斬る』という創価学会公明党への批判書を出版しました。創価学会公明党は、出版にあたって「取材のうえで事実に基づいて書いてほしい」といった要望などをしたわけですが、こうした動きが言論弾圧にあたるとして社会的批判を受けて以降、「創価学会公明党との関係については極力口にしない」という規制が公明党に働いてきたように思います。私は、この「言論・出版問題」を経て、創価学会公明党は行きすぎた政教分離の状態になっていると見ていましたが、山口さんが代表に就いてから、その雰囲気はずいぶん変わりました。
『大衆とともに――公明党50年の歩み』の巻頭グラビアには「池田大作公明党創立者創価学会会長=当時)」というキャプションつきで池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長の写真が掲載されています。山口代表が書かれた「はじめに」の冒頭には以下の記述がありました。

公明党は1964(昭和39)年11月17日に、池田大作創価学会会長(当時)の発意によって結成された。「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」(池田大作公明党創立者)の指針のもとで、大衆福祉の実現をめざして、活発に活動を展開し、本年2014(平成26)年11月17日、結党50年の佳節を迎えた。〉

この本が出て以降、私の周辺では、「いままで公明党の会合に出ても、創価学会のことは誰も口にしなかった。創価学会との関係について山口代表がストレートに説明してくれたおかげで、公明党への信頼感が増した」といった声をよく聞くようになりました。

山口 そう言っていただき、とてもうれしく思います。日本国憲法に定められた「政教分離」の原則は、特定の宗教団体の政治活動を縛るものではありません。「国家が特定の宗教を優遇したり排斥してはならない」。これが政教分離の正しい考え方です。

佐藤 おっしゃるとおりです。宗教団体が自分たちの価値観に基づき、同じ価値観を共有する政党を支持する。こうした政治活動にはまったく問題がありません。公明党結党50周年の節目に当たり、山口代表はそこのところを堂々と主張されたわけです。
しかもマスメディアの間では、先ほどの山口代表の記述に対する反発がまったくありませんでした。かつてであれば、感情的なアレルギー反応が強烈に浴びせられていたと思います。これは公明党に対する信頼感、さらに言及すれば、支持母体である創価学会への信頼感が日本社会に着実に根づいてきたことの証左ではないでしょうか。

 

 


解説

山口 そう言っていただき、とてもうれしく思います。日本国憲法に定められた「政教分離」の原則は、特定の宗教団体の政治活動を縛るものではありません。「国家が特定の宗教を優遇したり排斥してはならない」。これが政教分離の正しい考え方です。

佐藤 おっしゃるとおりです。宗教団体が自分たちの価値観に基づき、同じ価値観を共有する政党を支持する。こうした政治活動にはまったく問題がありません。公明党結党50周年の節目に当たり、山口代表はそこのところを堂々と主張されたわけです。

 

私も、この日本国憲法に定められた「政教分離」の原則の趣旨には賛成します。

しかし、その支援のやり方がなかば強制的であったり、選挙活動があたかも宗教的な「功徳」をもたらすかのような指導のやり方が問題なのではないかと思います。

みさかいのない「F取り」は、会員から友達をなくし、かえって福運を減らします。

池田氏が言われた通りです。

【みんなの声】友岡雅弥さんに関する情報を募集しています。(2025-07-02)

 

獅子風蓮